抗血栓薬

抗血小板薬

PPIも同時に処方する

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https://www.jspc.gr.jp/Contents/public/pdf/shi-guide07_08.pdf

【バイアスピリン

初回200mg, 以後100mg

【クロピドグレル (プラビックス)】チエノピリジン系薬

CYP2C19遺伝多型により日本人では20%ほどpoor metabolizerがいる

脳梗塞後のDAPTは発症から21日間

初回300mg, 以後75mg

【プラスグレル (エフィエント)】チエノピリジン系薬

CYP3A4/CYP2B6などにより代謝され、poor metabolizerが少ない

【シロスタゾール (プレタール)】PDE3阻害薬

PDE3は主に血小板・心臓・血管平滑筋に存在→血管拡張作用を持つ抗血小板薬。

 

抗凝固薬

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ワルファリンとDOACはどう使い分ける? 図1. 血液凝固カスケードと抗凝固薬の作用点の画像

・直接トロンビン阻害薬

【ダビガトラン (プラザキサ)】

 

・FXa阻害薬

【リバーロキサバン (イグザレルト)】

腎機能以外では減量不要

【アピキサバン (エリキュース)】

エドキサバン (リクシアナ)】

 

・抗トロンビン薬

【アルガトロバン】

トライポッド構造がトロンビンの活性部位の近傍に立体的に結合することにより、トロンビンによるフィブリン生成、血小板凝集及び血管収縮の3つの作用を抑制する。

HIT症例では、アルガトロバン0.7μg/kg/分で投与開始し、APTT が1.5~3.0倍(出血リスクのある患者では1.5~2.0倍)になるように投与量を調節する。

脳梗塞後の3剤併用抗血小板療法としての利用は微妙